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ACCトラックアジアカップ2007 日本ラウンド  6月9日~10日

                        
いわき平競輪場



 何といっても、ここから北京オリンピック出場枠獲得の動きがスタートした重要なレース。銀河英雄伝説的な表現をすれば、後世の歴史家が北京オリンピック出場に向けて、必ず記述するレースとなるであろう。


 それは、アテネオリンピックで銀メダルを獲得したチームスプリントで歴史的な敗北を喫してしまった大会だからだ。当初出場予定だった選手が負傷により参加できなくなった為、急遽中距離の倉野隆太郎を第3走者に起用したが、アジアでは絶対に負けられない日本にとって、5位という論外の結果となってしまったのである。この大会はUCIカテゴリーのクラス1になり、優勝すればポイントの付与が100ポイントとかなり高い大会だったのだが…。


 反面、スプリントでは渡邉一成、ケイリンは伏見俊昭が優勝し、底力を見せた。ポイントレースでも飯島誠が優勝するなど、全体的に見ればチームスプリント以外は幸先の良いスタートを切ることができたと言えるだろう。




リザルト

●男子ケイリン   

1位 伏見俊昭     日本

2位 稲垣裕之     日本

3位 チョン・ヨンギュ  韓国

4位 ペ・ジョンヒョン  韓国

5位 モハマッド・アジズルハスニ・アワン 
   マレーシア

6位 エドルス・モハマッド・ユヌス    
   マレーシア


●男子スプリント

1位 渡邉一成   日本

2位 伏見俊昭   日本

3位 チェ・レェソン 韓国

4位 チョン・ホシン 韓国

5位 モハマッド・アジズルハスニ・アワン
   マレーシア

6位 ファルシャッド・ファルシネ・シャディアン 
   イラン・イスラム共和国


●男子1kmタイムトライアル       

1位 カン・ドンジン  韓国   1:04.19

2位 大森慶一      日本   1:05.07

3位 フォン・ヨン   中国           1:05.68

4位 リャオ・クォロン チャイニーズ・タイペイ
   1:07.74

5位 ファイザル・モハマッド・ノー マレーシア
     1:08.58

6位 モハンマド・モザファリ  イラン・イスラム共和国     1:09.93


●4km個人追抜競走

1位 倉野隆太郎  日本  4:42.340

2位 アミル・ムスタファ・スルリ  マレーシア
   4:49.442

3位 アリレギ・ハッギ イラン・イスラム共和国
   4:49.770

4位 ファン・シンファ チャイニーズ・タイペイ 
   4:53.275

5位 タン・ワンイェ  ホンコン・チャイナ 4:55.280


●男子チームスプリント   

1位 中国          1:16.58

2位 韓国          1:16.75

3位 マレーシア               1:18.79

4位 イラン・イスラム共和国 1:19:06

5位 日本(伏見・稲垣・倉野) 1:19.70

6位 ホンコン・チャイナ   1:23.16


●男子団体追抜競走          

1位 日本(大森・倉野・飯島・角)   4:25.68

2位 イラン・イスラム共和国         4:29.13

3位 ホンコン・チャイナ               4:31.24

4位 マレーシア                      4:31.37

5位 チャイニーズ・タイペイ          4:35.45


●男子マディソン             

1位 イラン・イスラム共和国 19

2位 日本            17

3位 ホンコン・チャイナ    15

4位 チャイニーズ・タイペイ 10

5位 マレーシア         5


●男子ポイントレース

1位 飯島誠   日本   73

2位 ムフディ・ソワラビ イラン・イスラム共和国 66

3位 フォン・チュンカイ チャイニーズ・タイペイ  27

4位 ワン・カンポー ホンコン・チャイナ  26

5位 角令央奈  日本   23

6位 モハマッド・ジャスミン・ルスラン
   マレーシア  5


●女子ケイリン   

1位 石井寛子         日本

2位 リー・ワイシー    ホンコン・チャイナ

3位 ファテム・ムスタバ     マレーシア

4位 シャオ・メイユー   チャイニーズ・タイペイ


●女子スプリント

1位 佃咲江           日本

2位 キム・スヒョン       韓国

3位 ジュタティップ・マニーバン タイ

4位 グオー・スアン       中国

5位 リー・ワイシー       ホンコン・チャイナ

6位 ファテム・ムスタバ     マレーシア


●女子500mタイムトライアル      

1位 シャオ・メイユー チャイニーズ・タイペイ 36.83

2位 キム・スヒョン        韓国   37.03

3位 リー・ワイシー   ホンコン・チャイナ  38.19

4位 ジュタティップ・マニーバン  タイ    38.48

5位 岡希美               日本      38.49

6位 ファテム・ムスタバ   マレーシア    38.55


●女子3km個人追抜競走

1位 ヤン・ミン     中国 3:52.286

2位 和田見里美   日本 3:56.760

3位 ホアイ・シム・レオウ  マレーシア  4:01.781

4位 ワン・ワンイゥ  ホンコン・チャイナ  4:02.554

5位 キム・アジン   韓国 4:10.051


●女子ポイントレース      

1位 リ・エン      中国     33

2位 キム・スヒョン  韓国        24

3位 ヤン・ミン     中国        20

4位 ワン・ワンイゥ ホンコン・チャイナ  11

5位 和田見里美    日本         6

6位 ルスザトゥルザン・モハマッド・ユソフ 
   マレーシア    6


男子チームスプリント。急遽第3走に起用された倉野だったが、1走伏見・2走稲垣から遅れてしまう。結果は5位とまさかの惨敗。

男子スプリント優勝は渡邉。この種目でのライバル、北津留翼が欠場したこともあり、体調は良くなかったというものの、危なげなく勝利を収めた。

男子ケイリン決勝戦のゴール。伏見が稲垣を交わし、優勝。

連携をうまく決め、ワンツーの結果に喜ぶ伏見と稲垣。

男子ケイリン表彰式。1位伏見、2位稲垣、3位韓国のチョン・ヨンギュ。

男子団体追い抜きでも優勝。メンバーは写真先頭から大森、角、飯島、倉野。

男子マディソンは、ベテラン飯島と若手の角とのコンビで2位に。

男子マディソン表彰式。1位はイラン、2位日本、3位にホンコン・チャイナ。



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Race Calender

/18/20
UCIトラック・ワールドカップ第3戦(アメリカ・ロサンゼルス)

/26~1/27
2008シクロクロス世界選手権大会(イタリア・トレビーノ)


/15~/17
UCIトラック・ワールドカップ第4戦(デンマーク・コペンハーゲン)


/27~3/30
2008UCIトラック世界選手権(イギリス・マンチェスター)







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